「~しましょう」と、主に相手を勧誘するときの韓国語表現が「죠(ジョ)」。これは、「지요(ジヨ)」を省略した形。
日常会話で「~しましょう」という勧誘の表現の時、「죠(ジョ)」をよく使います。韓国ドラマでも、日常会話でも、よく出てきます。これは元の形は、「지요(ジヨ)」なのですが、今はそのように、言われることはほとんどなく、「죠(ジョ)」と言う形が使われます。「지요(ジヨ)」と言えば丁寧で、「죠(ジョ)」がくだけているという事は、特にありません。
例)같이 식사 하죠.
読)ガチ シッサ ハジョ
訳)一緒に食事しましょう。
単語)같이/一緒に、식사하다/食事する
식사하다→식사하+죠
勧誘だけではない。同意、当然、確認、と沢山の訳し方がある。「죠(ジョ)」を日本語訳して、ニュアンスで近いものを当てはめました。
同意の韓国語語尾表現。「죠(ジョ)」
例)이꽃 예쁘죠?
読)イ ッコ イェップジョ?
訳)この花、きれいですよね?
単)이/この、꽃/花、예쁘다/きれいだ
예쁘다→예쁘+죠
確認の韓国語語尾表現。「죠(ジョ)」
例)오늘도 회사 가죠?
読)オヌルド フェサ カジョ?
訳)今日も会社行くのでしょう?
가다→가+죠
当然を表す韓国語語尾表現。「죠(ジョ)」
例)아직 먹어요?
「먹죠!」
読)アジッ モゴヨ?
「モッジョ!」
訳)まだ食べますか?
먹다→먹+죠
過去の出来事も、「죠(ジョ)」を使って表現出来る。
例)숙제 했죠?確認
読)スクチェ ヘッジョ?
訳)宿題しましたか?
単語)예/はい、숙제 하다/宿題をする 다/すべて、全部
숙제 했다→숙제 했+죠
過去の出来事について、「~したのですか?」という形で相手に確認しています。「もちろん、しましたよ。」と当然というニュアンスを含めて答えています。
ざっくりと覚えて、後は韓国ドラマで、一体どんなニュアンスの「죠(ジョ)」なのか、確認しながら身に着けていくといいです。時と場合によって変わってくる、ネイティブ表現なので、感覚が掴めるようになったら、とても便利です。
韓国語の文末語尾表現「(ジョ)」を使った例文。
이제 자죠.
イジェ ジャジョ
訳)もう寝ましょう。
슬슬 시작하죠.
スルスル シジャカジョ
訳)そろそろ始めましょう。
単)슬슬/そろそろ
불을 피우죠.
ブル ピウジョ
訳)火をつけましょう。
투표 하죠.
トゥピョ ハジョ
訳)投票しましょう。
単)투표/投票
조금 쉬죠.
ジョグム スィジョ
訳)少し休みましょう。
★속력을 올리자.
ソッリョグㇽ オㇽリジャ
訳)スピードを上げよう。
「~しましょう/~죠」をタメ口にすると、「~しよう/~자」になります。
★이야기하십시다.
イヤギハシプシダ
訳)話しましょう。
単)이야기하다/話する
「~しましょう/죠」をムニダ体にすると、「~ㅂ시다、~읍시다」が使用されます。勧誘の一番丁寧な表現です。
여기는 시원하죠?
ヨギヌン シウォナジョ
訳)ここは涼しいでしょう?(同意)
単)시원하다/涼しい
暑い場所で畑作業などしていて、涼しい場所に移って休憩しているとき。
아까 하는반법 봤죠?
アッカ ハヌンバンボッ バッジョ
訳)さっきやり方見ましたね?(確認)
単)하는반법/やり方、보다/見る
仕事を新人さんに教えて、「では、実際にやってみて?さっきやり方見ましたね?見たでしょう?」と言う時。
물런 차로 가죠.
ムルロン チャロ カジョ
訳)もちろん車で行くでしょう。(当然)
単)물런/もちろん、차/車
交通機関が車しかないような場所で、「渋滞しているけれど、車使うの?」と聞かれた時。
韓国語の場所や手段や道具を表す助詞「~で/에서、~로、~으로」